【読み聞かせ】こぞうさんとりゅうのたま
2年生〜4年生に読み聞かせした本です。
読み始めるまえに、”こぞうさん”についての説明。
「みんなと同じくらいの年の子が、お父さんお母さんから離れてお寺で暮らして、お坊さんになる勉強をしているんだよ」
そう言うと、
「えー!!」
「無理!」
「さみしい!」
そんなこぞうさんは、とっても泣き虫。
立派なお坊さんになるために、和尚さんと「もう泣かない!」と約束をしています。
ある日。
おつかいに出たこぞうさん。
岩の隙間に落ちちゃった子どもを助けます。
その子をおぶって、嵐の中をお寺に急ぐ、こぞうさん。
ところが、荒れ狂う川の中に、子どもといっしょに落ちてしまいます。
そのこぞうさんを助けてくれたのは?
途中、なんども大変な目に会うたびに、涙をぐっとこらえて頑張るこぞうさん。
がんばって、がんばって。
お寺について和尚さんの姿を見た途端、こらえていた涙が溢れてきてしまいます。
さて、こぞうさんは無事に、鐘つきの時間に間に合うように帰ることができるのでしょうか。
きっと昔は、こんな子どもたちがたくさんいたんだなあ。
涙をこらえて、親元を離れて修行や仕事をする子どもたちが。
ちょっとだけ、そんな内容もお話ししながらの、読み聞かせでした。
「はせがわ かこ」さんの絵、とてものんびり、ホッとする絵です。
この本も読みたいな↓