足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

1日に500回の「ありがとう」を。

5年前から、 一日に500回、「ありがとう」という言葉を言うようにしています。

母方の祖父母が立て続けになくなり、いろいろと考えさせられた時期です。
最後は伯父夫婦が介護をしてくれていたのですが、
特に祖母は介護されている半年の間、「ありがとう」という言葉だけしか言わなかった、と、
亡くなった時に伯母に聞いたのです。
「正直、大変だったけれど、心がすっと軽くなったんだよね」と、伯母が言っていました。
”ありがとう”って、すごい言葉なんだねって、話していました。

私はそれまで、「どうも」「すみません」という言葉を便利に使っていました。
きちんと「ありがとうございます」という言葉を使うことが、本当に少なかった。
祖母が最後に、教えてくれていったのかと思いました。
それから、小林正観さんや斎藤一人さんなど、
スピリチュアルな本をいろいろと読みました。
「言霊」って、本当にあるんじゃないかと思いました。
そして、1日500回の「ありがとう」を言うことを、目標に立てました。

とは言っても、きっちり数を数えているわけではありません。
最初は数えていたのですが、そのうち忘れるようになっちゃって。
なので、口癖になるようにとルールを決めました。


  1. 誰か(家族も含めて)に何かを頼むときは、「〜してくれる(ますか)?ありがとう(ございます)。」
  2. 誰か(家族も含めて)が何かをしてくれたときは、かならず「ありがとう(ございます)!!」
  3. お買い物をして支払いをするときは、「ありがとうございます。」
  4. 職場でも、「ありがとうございました」を頻繁に使うよう、心がける
  5. 今日は言い足りなかったなあというときは、寝るときにお布団のなかで「ありがとう」を100回言う(笑)

5はちょっとズルなんですけどね。
ただ、「ありがとう」を言うのって、習慣にするととっても言いやすいのです。
最初の頃はどうしても、「すみません」を使っていました。
でも今では、自然に「ありがとうございます」が出てきます。
そして、最近はその効果をとても感じています。

家族の中がとっても穏やかになりました。

主人や子どもたちも、つられて「ありがとう」を口にするようになりました。
そうすると、私も気持ちがいい。
「こちらこそ、ありがとう」と、自然に口から出てきます。
子どもたちは、先生やお店の人にもすぐに「ありがとうございます」を言えるように育ちました。
やっぱり、子どもにやってほしいことは、まず親がやるべきなんだなと思いました。

職場での人間関係がよくなりました。

大人はもちろんですが、子どもたちって、「ありがとう」と言われると、とっても張り切る!
お仕事を頼んでもがんばってくれるし、
それ以外のことも、「なにかやることある?お手伝いできることある?」と聞いてくれます。
そしたらまた、ありがとうを言えるチャンスが増える!
「ありがとう」って、どんどん増えていくんだなと思います。

大人の中には、ありがとうと言われると落ち着かない人もいます。
「改めて言われると気持ち悪いし、裏があるのかと思う」と言われたことがあります。
びっくりしましたが、でも、気にしないようにして言い続けました。
いまではその方も、「ありがとう」を返してくれるようになりました。

自分の意識が変わるのが一番大きい。

ありがとうを言えるチャンスを探すようになるのです。
すると、いろんな人のいろんな素敵な部分が目にとまるようになります。
ゴミを拾ってくれる子、静かにお仕事してくれている子、そして、お掃除をしてくれる人たち。
会うたびに、すれ違うたびに、「ありがとうございます」を言うようにしています。
こころをこめて。そして、チャンスだと思って。

100回だとすぐにクリアできてしまうので、あえて無理めの500回を課しましたが、
慣れるとこれもあっという間です。
お金もかからないし、なにより自分が気持ち良い。
最近、ついてないなあって方、騙されたと思って、試してみませんか?