「ブツブツいいながらやると、口から力が抜けるよ」
「ブツブツいいながらやると、口から力が抜けるよ。黙ってしっかりやりなさい。」
私と妹が小学生のころ。
「あーもー、めんどくさい!」
「なんでやらないけんの!」
「でーきーんー!!!」
宿題をやっているとき。
家事をやっているとき。
手芸をやっているとき。
ブツブツ言いながらやっていると、
決まって母から言われていた言葉です。
母も、祖母から言われていたそう。
面倒くさいなあ、嫌だなあと思って言葉にしながらやっていると、
耳から入ってくる自分の言葉で、よけいに嫌になる。
自分に暗示をかけてしまうんですよね。
黙って集中してやっていれば、いつの間にか終わっている。
そう気づいてからは、グチグチ言いながらやらないようになりました。
そして、ここ何年か、我が子たちに同じことを言っています。
今年の夏休み。
息子も娘も貯まりに貯まった宿題にイライラ。
二人ともがブツブツとネガティブ言葉をつぶやきながらやっていました。
聞いているこちらも嫌な気持ちになります。
なので、この言葉をプレゼント。
ちょっとは愚痴が収まったかな?
でもこれ、子どもだけでなく、大人でもそう。
職場でも、よくブツブツと独り言を言いながら書類を作ったり、作業をしている人がいます。
なーんにも良いことないと思うんです。
必要な力が、口から抜けていって、効率が悪くなるだけ。
ブツブツ言う力を、
新しいことを生み出す力、
集中して物事に打ち込む力にしたいです。