足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

祖母に教えてもらった、女性の賢さ。

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お正月が近づくと、思い出すことがあります。

子供の頃、親戚一同が集まって、祖父母の家で年越しをしていました。
新年の食事は、男衆と女衆は別の部屋。
女衆は男衆の料理の準備と配膳です。
女性と子どもは、男衆の宴会の中には入れませんでした。
8畳3部屋をつなげての、宴会。
近所の親戚・知人もあつまり、それは賑やか。
その分、祖母を初めとした女衆は、
大変でした。

が。

祖母はとても賢い人でした。
最初の乾杯は良いお酒を出すのですが、
男衆のお酒が進むと、
そのうちランクの低いお酒を出し始めます。
料理も、だんだんとランクダウン。

そして、女衆&子どもたちのために、
別にごちそうを用意。
小学校高学年になると、孫娘たちもそのお手伝い。
男衆の宴会場は正月料理や魚料理、煮しめ、乾き物が並びますが、
女衆の部屋には、
甘いモノや肉料理、洋食がずらーっと。

それが楽しみで楽しみで、男衆へのお運びも苦になりませんでした。

大声でお酒を要求されても、「はいはい」と運んでいた女衆。
そして別部屋では、今でいう女子会。
その差がおもしろくて、おもしろくて、、、、。
あぁ、祖母や母、おばさんたちは、賢いなあといつも思っていました。
男性陣を上手に手のひらの上で転がしていました。

そして、本家で育った男性陣も、賢かった。
自分たちが子供の頃は、女衆と一緒に料理を食べていたので、
女性陣がごちそうを食べているのを知っています。
でも、いざ自分たちがおとなになり、男衆の仲間入りをしたときは、
そのことに目をつぶっていてくれる。
暗黙の了解なのです。
だから、伯父は女衆用にお菓子をどっさりと持ってきてくれていました。

夫婦がどのように上手くやっていくのかを、
お正月の宴会で教わっていたと思います。

「頭がいい」ことと「賢い」ことは違う。
祖母たちの姿からそう、教わっていました。

いまでは、祖父母も亡くなり、本家もなくなり、
あの宴会もなくなってしまいました。
わが子たちに体験させてあげられないのが、
とてもとても残念です。

  • ↓アルボムッレ・スマナサーラ長老の、「女性・男性論」、
    とってもおすすめです。

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