足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

自分だけは汚れていないと思っている子どもたち

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時々、小学生と接していて思うこと。

「自分だけは汚れていない」
「自分だけは清潔」

そう思っている子が多いような気がします。

ある日、子どもたちのうちの一人が、ハナミズを垂らしていました。
花粉症だもん、この時期は特に辛いよね(;_;)
確かに、鼻の下に垂れることもあります。

でもね。
ある一部の子たち、自分も鼻を垂らしてるのに、
「うわー、キタネー!」
と、バカにするのです。

それが何度も続いたのでちょっと声をかけると、そのうちの一人が、
「オレのハナミズは汚くないもん。」
唖然としてしまいました。
よくよく様子を見ていると、どうやら自分だけはキレイだと思っている様子。

汚れた手で友だちに触られると怒るのに、友だちのことは汚れた手で触る。
上履きで椅子の上に乗るのは平気なのに、友だちが自分の椅子に乗ると「汚い!」と怒鳴る。
ハンカチを持ってなくてよくズボンで手を拭いているのに、 友だちが同じことをすると「うえ〜っ」と攻撃する。

注意しても、「オレは汚くないもん。」

ご両親が身の回りをつねにキレイにしてあげているのかな。
自分はキレイ、他人は汚い。
そう思い込んでいるようです。

程度の差はあれ、「自分だけはキレイ」だと思っている子が何人か。
そして、ちょっとだらしなくしている子を攻撃している。

潔癖症というか、なんというか、、、。
人間の体には常在菌がつねにいて、体を守ってくれてるんだよ。
人間は誰でも汚れているし、あなたたちだって汚れているよ。
なんて言いたいのですが、それを言うと傷つきそうなくらい、潔癖。
だから、どう言っていいのか分かりません。

そしてその子たち、自分の脱いだ靴下も、指先でつまむのです。
自分が出したゴミでも、さわるのがイヤそう。

家で、自分の汚れ物をさわることがないのかな?
先回りして、親が片付けちゃってるのでしょうか。

たしかに、身奇麗にするのは大事。
でも、行き過ぎると他人を攻撃することにもつながるし、
自分自身も生きづらくなりそう。

そう感じている、今日このごろなのです。