【読み聞かせ】地雷をふんだ像
ドキュメント系の絵本や写真集も読み聞かせします。
- 作者: 藤原幸一
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2014/11/11
- メディア: 大型本
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家畜として飼われるゾウ
内容としては
- アジアで家畜として飼われているゾウの現状
- 物乞いをさせられるゾウ
- 地雷を踏んで生き残ったゾウのその後
が写真と説明入りでつづられています。
アジアでは今でも、ゾウは力のある家畜として、土木作業や荷はこび、観光客サービスにつかわれています。
私も、タイに旅行に行った時に、ゾウに乗って森林ツアーに参加しました。
地雷を踏んで
当たり前ですが、地雷は人かどうかを判断して爆発するわけではありません。
とりあげられないだけで、人と同じくらい(あるいは人以上の)動物も犠牲になっています。
足を吹き飛ばされ、そのまま死んだり他の動物に襲われて命を落とすゾウもいれば、
病院に預けられ、治療をうけるゾウもいます。
しかし、治療を受けたゾウを「運良く」と言えない現実。
無理に働かされ、キズを悪化させるゾウ。
使いものにならないからと、何度も転売されるゾウ。
虐待されるゾウ。
ここにも、知っておくべき現実があります。
子どもによって反応さまざま
読み聞かせ後の子どもの反応はさまざま。
涙ぐむ子、
ゾウについて調べはじめる子、
地雷について調べはじめる子。
そして、笑いのネタにする子。
この違いはどこから来るのかと、
読み聞かせのたびに思います。
そして、答えは何となく分かっています。
家族との、親との会話が、
どうかあたたかいものでありますように。
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