「どうぞ、お先に。」
家族全員で、まんが「ばらかもん」にハマっております。
主人と子どもたちは、「ばらかもん」を読みたいがためにKindleを奪い合うほど。
そして、私が一番好きな場面は、ここです。
↓
半田先生が書道展で自分よりも若い書家に大賞をとられてしまったときのお話。
腐っている半田先生を子どもたちが「餅拾い」に誘います。
でも、なかなか取ることができない半田先生。
そんな半田先生に、餅拾い名人のヤスばが拾い方を教えます。
半田先生は、餅拾い=賞をとることとして話し始めますが、
そのときのヤスばのアドバイスが、
「どうぞ、お先に。」
私にとって、心にストンとハマる場面でした。
「急いでいる時こそ、譲りなさい」
私の祖母はよく言っていました。
車の運転でも、歩いているときでも、勉強でも、何でも。
がーっと動いている時って、早く行き着くように感じるけれど、
途中でこけたり、アクシデントがあったり。
こちらがゆったりとかまえ譲っていると、
他の場所で道を譲ってもらえたり、
信号がなぜか青ばかりだったり。
いつのまにか、たどり着いたり、手に入っている。
そんなことが多いです、私。
バタバタ動きそうになったら、深呼吸をして、「どうぞ、お先に。」
そういうふうに心がけています。
ちなみに。
「ばらかもん」で好きなキャラは、このヤスばと、
もう一人の餅拾い名人・パンチ。
パンチ最高(笑)。↓
そしてそして、なるのおじいちゃん↓
偉そうに何かを語るわけでもなく、
きれい事を言うわけでもなく、
でもどっしりと構えて、安心できて、温かくて。
そして、生活者としての知恵や重みが伝わってくる。
ばらかもんに出てくる年配者は、
とてもかっこよく、素敵です。
オススメの漫画ですよ〜!