足るを知る

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上の子を優先させる

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下の子(娘)が生まれた時。
祖母から、「なんでも上の子(息子)を優先させなさい」と言われました。

と同時に、長幼の序という言葉を教えてもらいました。
儒教の5つの道徳法則(五輪)のうちの、ひとつです。


  1. 父子の親 父と子の間は親愛の情で結ばれなくてはならない。
  2. 君臣の義 君主と臣下は互いに慈しみの心で結ばれなくてはならない。
  3. 夫婦の別 夫には夫の役割、妻には妻の役割があり、それぞれ異なる。
  4. 長幼の序 年少者は年長者を敬い、したがわなければならない。
  5. 朋友の信 友はたがいに信頼の情で結ばれなくてはならない。

以上、Wikipediaより( 五倫 - Wikipedia )


祖母はまた、「愛情は高いところから低い所に流れて溜まるから、まずは高いところに注ぎなさい」
とも言っていました。 家庭内だと、高い順で 主人→息子→娘。

祖母の言うとおりでした。

娘が赤ん坊のころ。
母乳を飲ませていると、
赤ちゃん返りした息子が「ぼくも!!!」。

娘を途中で寝かせて、抱っこ。
当然、娘は泣きます。
でも、娘を放っておいて息子をしばらく抱っこしていると、
「赤ちゃんが泣いてるから抱っこしてあげて」と。
これが毎日、何度も繰り返されました。

そのうち、息子は「ぼくも!!!」と言わなくなり。
娘がおっぱいを欲しがって泣くと教えてくれるようになりました。

泣いている赤ちゃん(娘)を放っておくのも大変でしたが、
それ以上に息子が泣き始めたほうが大変。大騒ぎです。
だから、息子を優先させるのは、結局は私も楽でした。

ご飯やお菓子を渡すのも、息子が先。
なにかするのも、息子が先。
娘が生まれた時からそれが当たり前だったのですが、
たまーに娘がぐずると、息子が「○○ちゃんからでいいよ」。
譲ってくれるようになりました。
それに対して娘は「ありがとう」と。

それがずーっと続いて、今現在。
もうとっくに大人の入り口に立っていますが、
二人ともとても仲良し。
一緒に料理をしたり、買い物に行ったり。
たまに娘が生意気なことを言って兄を怒らせていますし、
息子もしつこくからかって妹を怒らせてますが、
基本とても仲が良いです。

娘は今、ご飯をつぐときや何かをするときは、
自分から兄を優先させています。

そんな姿をみて。
祖母に教えてもらっていなかったら、
下の子を優先させて大変になってたかも。
周りを見ていてそう思います。