足るを知る

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「キミの得意分野は、そこじゃないもんね」

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わが子たちや、仕事の関係で子どもたちから悩みを打ち明けられたとき。
とくに、苦手としていることを聞かせてもらったとき。
私はよく、
「キミの得意分野は、そこじゃなくて〜だもんねえ」
という言葉を伝えるようにしています。

うちの息子は、チームスポーツが苦手。
体育などで野球やサッカーの授業のある前の日はよく、
「いやだなあ」
「体育、やりたくないなあ」
とぼやいていました。

そんなとき、
「キミの得意分野は、スポーツじゃなくて技術系だもんねえ。
でも、がんばっていてエライと思うよ、母は。」

と伝えました。

これ、娘の場合は、苦手は水泳で、得意分野は美術系。

ある子は、
「オレ、国語の漢字テスト、いっつも悪い点」
と打ち明けてくれたので、
「キミは、漢字は苦手かもしれないけれど、歴史はすっごい得意な分野やもんねえ」。

不思議なことに、
自分の得意分野を言葉で指摘してもらって、頑張りを認めてもらうと、
苦手分野も、やってみようとしてくれます
好きになるわけではないけれど、
「ま、仕方ないからやるか」と思うみたい。

私の妹はよく、自分の娘(私にとっては姪っ子)に、
「苦手なら頑張って練習しな!」
とビシビシとアドバイスしていました。
それで姪っ子とよくぶつかって、喧嘩して。
姪っ子から泣きながら電話がかかってくることもしばしば。

自分が苦手で、頑張ってもできなくて。
それは自分が一番分かっているのに、
「頑張って練習しろ!」と言われても、しんどいですよね。
私は小さい頃、父親にそう言われて、しんどかったです。
私の従兄も、ずっとしんどい思いをしていました。

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だから。
まずは得意分野を見つけて、褒めよう。
そして、苦手分野への頑張りを褒めようと、心がけています。
祖母が私にそうしてくれたように。