【読書記録】50過ぎたら、ものは引き算、心は足し算
私の周りには、素敵な50代の女性が何人かいます。
みな、すっきりとした生活をしていて、立ち居振る舞いが素敵で、あっさりとした生き方。
過去の業績や学歴にこだわらず、自分の道を歩いています。
変に若作りをするわけではなく、歳相応の姿で凛としています。
そして、常に勉強をしています。
そんな50代になりたいなと思い、この本を読んでみました。
4つの章から成り立っている本です。
- 50歳を過ぎたら、ものは引き算、心は足し算を合言葉に
- 住まいの汚れを引き算しましょう〜歳を重ねても体がつらくならないそうじのコツ
- 暮らしにあふれるものの引き算〜上手な減らしかた、つきあいかた
- 「老い」も楽しくなる、心の足し算
1章:50歳を過ぎたら、ものは引き算、心は足し算を合言葉に
私の目標は、「きれいで穏やかなおばあちゃんになること」です。
具体的には、私の祖母のようになりたい。
心も、動作も、家の中も、きれいな人でした。
厚化粧をしているわけではないけれど、キチンとしている。
物はあまり持たず、持っている物も少しずつ減らして、部屋は広々。
毎日掃除を欠かさず、とくに拭き掃除は丁寧。
そして、いつも時間があると本を読んでいました。
(ちなみに祖父は、テレビと会話をしていました(笑))
本を借りるために、毎日図書館へお散歩。
1冊読んだら返して、また1冊借りる。
それは日課になっていました。
祖父は社会事情に詳しく、祖母は精神や仏教、歴史、文学に詳しい。
二人から色々な話を聞いて育ったのは、私の財産です。
そして、祖母のおかげで本を読むのが好きな人間になれました。
そんな祖母の姿を思い出させてくれます。
2章:住まいの汚れを引き算しましょう〜歳を重ねても体がつらくならないそうじのコツ
著者の沖幸子さんの本は、以前にも読んだことがありました。
そして、タオルのお掃除は現在も実践中。
タオルだけで、本当にきれいになります。
今、我が家にはタオルはないので、
ホームセンターでマイクロファイバーの雑巾を購入し、毎日拭き掃除をしています。
- 掃除道具は極限までシンプルに
- 「拭く」だけのそうじでいつもきれい
- そうじの動作は「同時に」「長時間」やっていはいけない
- においに敏感になろう
- 小さくても美しい家が理想
これから年をとるにつれて、さらにこのポイントが大事になると思いました。
3章:暮らしにあふれるものの引き算〜上手な減らしかた、つきあいかた
- 床にモノを置かない
- 定位置・定番・定量が大事
- むやみに人にモノをあげない
- 適正在庫率は70%以下
- 食べ方は少なく、スマートに
章の終わりに、二人の70代女性の実例があります。
どちらも、一人暮らし。
その対照的な暮らし方に、色々と考えさせられます。
4章:「老い」も楽しくなる、心の足し算
- ぐっすり眠る
- 食事にひと手間かける
- 体を動かす
- 思ったことはメモる
- 「うらやましい」病から解放される
沖さんは、充実した生活を送られているのだなあと思いました。
仕事も、プライベートも、ご主人との関係も。
日々、自分でいろいろと工夫しながら、前向きに改善しながら、築いてこられたのでしょう。
こんなふうに、私も主人と二人の50代からの生活を楽しめるようになりたい。
そう思いました。
今からの生活を考える、良い機会をもらえた本でした。
40代の人にこそ、オススメの本です。
↓この本も読みます。