足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

「男前」と「下品」は、ちがう

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知人に、自分のことを「男前でしょ?」という女性がいます。
私はそれを聞くたびにいつも、
「”男前”と”下品”はちがうよ」と思っています。
(口には出しませんけど)

その知人、Tさん。
体育会系でサバサバと、いろんなことが開けっぴろげ。
話していておもしろいし、
確かに男性っぽいところがあります。
一緒に飲み会に参加しても、とてもおもしろい。
場を盛り上げる存在で、楽しい人です。

でも、下品。そして、自虐的。
下ネタ、子どもや男性の前でもバンバン話します。
自分や自分の子どもたちを自虐的なネタにします。
言い方がさっぱりしていて、自分でも笑いながら話すので、
救われています。

同じ自虐ネタを何度も話されると、辛くなります。
周りの人たちは、あなたも子どもたちも頑張っているよと、何度も伝えます。
でも、「笑い」を取ってしまうんですよね。

下ネタも、自分の子どもの前で話すから、お子さんは嫌がっています。
でも、その嫌がりっぷりも「笑い」にしてしまう。
サービス精神が旺盛なんですよね。
男性陣も、時には引くほど。
親しい男友達や、女性同士の中では受け入れられても、
ほぼ初対面の男性陣は、びっくりして、引いちゃいますよ。

そしてよく、周りに言うセリフ。

「私って、男前でしょ?良く言われるの。」
「私、女じゃないんだよね。男かあさん。」

そういうセリフを言う女性たちって、
私の目からは、とてもとても女性らしく見えます。
(良い意味ではなく、ネガティブな意味で)

自虐ネタにしないと、自分や家族の失敗を受け入れられない。
誰かに笑って欲しい、かまって欲しい、という感情。
「かっこいい」「体育会系だ」と思われたいという、願望。
そういう内面が見えてしまいます。

本当に「男前」な女性たちって、表面的にはとっても静か。
でも。
凛としています。
周囲の人たちとうまくやれているけれど、一人で過ごすのも平気。
自虐ネタなんて絶対にいいません。
与えられた仕事は責任をもって確実にやります。
人との約束を忘れることなんて絶対にない、信頼感があります。
自分が自分がという出しゃばりがなく、人の話を聞くのがうまいです。
そして、自分のことを「男前」だなんて、絶対に言いません。

私は、そういう女性たちのことを「男前」だと思っています。