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【読書記録】最後の晩ごはん(2) 小説家と冷やし中華

「最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵」の続編です。

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1巻で登場した小説家、淡海(おうみ)さんが今回の主人公です。

元イケメン俳優の五十嵐海里、偶然知り合った夏神がやっている定食屋「ばんめし屋」で料理修行中です。
マスコミから逃れてひっそりと生活している海里。
そこに後輩俳優が訪ねてきたことで、マスコミに見つかってしまいます。

今の自分の心境や、迷惑をかけた関係者への謝罪を自分の言葉でマスコミに伝える海里。
それを支える、夏神。
それでも居座る悪質なマスコミを追い払う、淡海。
実は淡海は、ある有力者の実子で、その影響力はマスコミを動かすほどだったのです。

そんな淡海を静かに見守る霊がいることに、海里と夏神は気が付きます。
ただ、淡海は霊感がまったくなく、気づかない。
その霊の正体とは?

淡海が霊の存在に気づき、一緒に時間を過ごすシーン。
自分を責め続けていた淡海を、ずっと励まし続けようとしてきた、ある人の霊。
とてもとても感動的で、涙がでます。

そして、夏神の過去にも少しふれられている、この巻。
3巻が出るのが待ち遠しいです。

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