足るを知る

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【読書記録】尾木ママの10代の子をもつ親に伝えたいこと

我が子だけでなく、ほかの子どもたちも、
5,6年生になるといろいろと難しくなるなあと思っていたところでした。

とくに私の周りの高学年の女の子は、友だちとの関係でいろいろと悩んでいる子が多いです。
LINEを使い始めてトラブルになる子も出てきます。

今まさに10代の子ども二人をもつ親として、借りました。
裏表紙にある内容紹介文に惹かれました。


ケータイ、スマホ、LINEなどの影響で、子どもが多くの情報に触れたり、
友だちと常に繋がってしまうことが、10代の子をもつ親の不安をいっそう強くしています。
本書は、人気の教育評論家が、<性の問題><いじめ><親子の適度な距離の取り方>など、
10代特有の問題について、親が今日からできる対策をやさしくアドバイス、
思春期の子をもつ親の心のモヤモヤが張れる一冊です。


上から目線、正論で抑えるのはNGです。

「絶対にやってはいけない」と書かれてあります。
子どもがプライドを傷つけられ、反発心を高めると。
小学校で、ちょっとませている子どもたちが担任の先生によく食ってかかりますよね。
いちいち言葉尻をとらえて、屁理屈で攻撃する。
そのこと自体が先生に甘え、また先生を試しているんだと思いますが、
本人は大人をやりこめるのが使命!みたいに譲りません。
ここでゆったり話を聞ける先生、受け流せる先生はいいのですが、
一つ一つその屁理屈を潰そうとすると、大変なことになります。
クラスメイトの前で恥を欠かされた子は、さらに荒れる。
本当なら、その反発心は親にクッションになってもらうべきことなのでしょうが、、、。
先生は本当に大変だなと思います。

我が家も今まさに、上の子がこの状態。
時にはイラっとくることもありますが、ぐっとこらえて聞いています。
そして「へー、そんな風に考えられるようになったんだ、すごいね。」と言うようにしています。
これは、主人を見習って真似していることですが。
息子は言うだけ言うと、急に「ごめん、言い過ぎた」とか言ってきます。
自分のなかの矛盾などを、言葉にして出しながら自分で整理しているのかなと思います。

短くしかってパッと引く、これが叱り方の極意です

これ、主人は上手なんですよね〜。
がっと叱って、すぐにいつもどおり。
私はつい、グチグチ行ってしまうので、よく主人に注意されます。
「叱るポイントがだんだんズレていってるよ」ともよく言われます。
最近では、いちどがっと叱ったら、私が別の部屋に行くようにしています。
それ以上グチグチ言わないように。

家庭生活の充実が、「ケータイ・スマホ依存」「ネット依存」を防ぎます

これ、子どもだけではないですよね。大人も、そう。
よくLINEゲームの招待や得点報告メッセージが来るのですが、
決まって家庭内がゴタゴタしたり、よくご主人(奥さん)の愚痴を言いまくる人だったり。
そして、そういう人のお子さんも、かなりの確率でスマホにはまってる。
まずは親が依存しないことかなと、我が身を反省するようにしています。
チェックリストが書いてあるのですが、親自信もチェックしてみるべきかなと思います。
今のところ我が家は、みな依存していないようですが、
それでも、これからも気をつけようと思いました。

荒れた子には、怒鳴るのではなく「どうしたの?」

私が尾木ママの一番ステキだなと思うことは、「どうしたの」先生と呼ばれていたというエピソード。
他の本で読んだのですが、
教師をされていたときに、まずは「どうしたの?」と聞くようにしていたので、
どうしたの先生と呼ばれていたとのこと。
私も真似しよう!と思いましたし、今もそう心がけています。
この本には、「どうしたの?」と聞いて、せっかく子どもが話し始めたのに、
そのことに対して上から目線で正論を述べるのはダメ!と書いてあります。
相槌をうって、共感するのが大事。
勉強になります。

男の子の性教育はお父さんに任せるのがいちばん

私は姉妹で育ったので、男の子のこと、全くわかりません!(笑)
なにか不思議なことがあったり、気になることがあると、主人にお願いしています。
なにせ、「もと・男子」ですからね。
性教育についても、小学校で保健の授業があったと聞いた時に、
主人と相談してちょっと様子をうかがうようお願いしました。
何を話したのかは分かりませんが、でも、
「お父さんと話せる」という雰囲気作りは大事かなと思います。

「親の前ではイイ子」はアブナイのです

これは本当にそう思います。そして、そんな子が多いです。

ものわかりがよすぎる親はかえって子どもをダメにします

子どもとの正面衝突を避けたり、「自主性を重んじます」との言葉で放任するのはダメ。
親がダメだと思っていることは、「ダメだ!」とビシッと指摘する。
そうやって子どもの自立心は育っていくとのこと。
親は壁にならないといけませんとも書いてあります。

これからの子育てについてのヒントがたくさんです

Kindleでも購入しました。ことあるごとに読み返したいなと思ったから。
私が尾木ママが好きなのは、
子どもに対してだけでなく、親に対しても優しがあることが感じられるから。
親にも正論で理詰めで記さず、柔らかく諭すように書かれてあります。
私は尾木ママの本、大好きです。

↓この本もオススメです

親だからできる「こころ」の子育て (PHP文庫)

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