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【読書記録】尾木ママの女の子相談室(2)すっきり解決★友だちの悩み

友だちについて悩んでいる、10代の女の子に。

 

イライラしている娘のために

 図書館で借りてきました。

娘が最近、とてもイライラしていまして。

学校ではそんな様子はみせないようなのですが、

その分、家に帰ってからイライラ。たまに涙ぐむ。

ある一人の女の子のことを、

 

「休めばいいのに」

「いなくなればいいのに」

「引っ越せばいいのに」

「死んじゃえばいいのに」

 

娘からそんな激しい言葉が出てきたのは初めてで、正直ショックでした。

でも。

せっかく吐き出してるんだからと、咎めるのをぐっと我慢。

その場はずーっと話を聞いていました。

 

娘は、そんな言葉を吐きながらも、

そんなことを考えている自分に対して、嫌悪感があるようでした。

 

私も、そんな時期があったんですよね。

嫌いな女の子のことを、いなくなっちゃえばいいって思ってました。

私は、いい子ちゃんぶって、母にもその言葉は言いませんでしたが、

その分、同じように思っている友だちと悪口言ってました。

それを考えると、友だちにも言わず家でだけ吐き出している娘は、

私よりもずっとずっとエライと思いました。

 

そんなときに目に止まった本です。

さっそく借りて自分で読み、そして、娘の目に止まるところにおいておきました。

何も言わずに。

2,3日たって、娘がお布団のなかで読んでいるのを見かけましたが、

そのときも特に声はかけませんでした。

 

読み終わったころ、「どうだった?」と聞いてみると、

「なんだか、安心してホッとした。」

あぁ、伝わることがあったんだなと思いました。

 

自分を押し殺す必要はないけど、攻撃はしないで 

 

この本には、かわいいイラストと漫画を交えながらの尾木ママからのアドバイスがあります。

(字ばかりだと読む気がしないですよね。娘もイラストに惹かれて読み始めました)

 

いじめや仲良しグループでのいざこざ、SNSのやり取りについてなど

今の子ども達は、友だちと親密になりすぎていて一人でゆっくり考える時間を持てないんだなって、つくづく思います。

 

10歳すぎるころから、家族の中での居場所よりも、友だちに依存することがどんどん増えてくる。

でもそんなときに、自分を押し殺さず上手に意思表示をできる子になってほしいです。

そのためにも、

家の中で自分の気持ちを吐き出せるように、

吐き出した気持ちを否定せず聞いてあげられるように、したいと思っています。

 

そして、事あるごとに息子と娘に伝えていること。

「嫌いな子がいてもいい。でも、攻撃するのはダメ!」。

わが子をいじめの被害者だけでなく、加害者にもしないように。

 

 ↓この本もおすすめです。

尾木ママの「脱いじめ」論 (PHP文庫)

尾木ママの「脱いじめ」論 (PHP文庫)