自立している人とは、「人に助けてもらい、人を助けることができる人」。
「わが子を自立した人間にしたいです。」
そう公言して、子どもをガミガミと叱りちらし、
なんでも一人でできるように叩きこもうとしているお母さんがいます。
私はこの人にお会いするたびに、
「自立って、そういうことじゃないと思うんだけどなあ。」
と思います。
私が思う、「自立した人」は、
人に上手に助けを求めることができる人。
そして、人を助けることができる人。
人に喜んでもらえる経験をしていない子は、
自分本位で自分だけが良いという心を持つと思います。
大人からお世話をしてもらうだけでなく、
お手伝いをして、
大人から「ありがとう!助かったよ〜!!」言ってもらう経験をしている子は、
優しいです。
人を助けることができる人になる。
子どもはドンドン成長し、大人を追い抜いていきます。
大人は余計なプライドを捨て、
子どもに教わり、子どもに助けてもらうと良いと思います。
自分だけで何でもできると思っている人は、モロいです。
いざできないことが出てきても、
プライドが邪魔して助けを求めることができない。
親は子どもを、人に助けてもらえるような人間に育てるのが大事かなと思います。
親(特に母親)が先回りして、
子どもが困らないようになんでもやってあげていると、
子どもは助けを求めるタイミングが分からないまま成長します。
素直に、「できないから、手伝ってもらえる?」
そう言える大人になってほしい。
私はそう思って、子育てをしています。
そのためにまず、私自身が、子どもに助けてもらって、感謝を伝えています。
命令ではなく、助けてもらう。
みなさんは、「自立」って、どういうものだと思いますか?