「かわいそうにね」で 嫌な人をやり過ごす
娘が小学5年生のころ。
同じクラスにズケズケとモノを言う女の子(Mちゃん)がいました。
ちょっと気になると、
それが良いことだろうが、悪いことだろうが、
お構いなしに大声で口に出します。
ムードメーカーな部分もあったのですが、
攻撃された子たちは大変。
「ずるい!」「どっかいけ!」「きもい!」「うざい!」
攻撃的な言葉が大声で口から発せられて、
それを耳にする娘は、直接攻撃されることはなかったのですが、
(むしろ、仲良くしていたのですが)
言い争いや喧嘩を毎日見ることになり、辛そうでした。
その言葉を言われた子がどれだけ傷つくか、恥ずかしい思いをするか、
そういったことが考えられないようでした。
ある日、娘が、
「Mちゃんは、頭と心の病気だと思うことにする。」
と。
自分がイライラするよりも、
「病気なんだ、かわいそうにね」
と思うことにしたそうです。
そうスイッチを切り替えてから、娘は明るくなりました。
それまでは学校での話を聞くたびに、
Mちゃんの愚痴を言っていた娘。
でも、それ以降は冷静に、Mちゃんの状態を教えてくれるようになりました。
私はこの時、娘に色んなことを教えられました。
私も見習おうと思いました。
病気の人と、喧嘩をしても仕方がない。
「かわいそうにね」で、やり過ごす。
今も、娘を見習っています。