【読み聞かせ】モグラくんとセミのこくん
初夏〜夏にかけて、1年〜3年生にオススメの本です。
いつものように、土の中をお散歩していたモグラくん。
ふと気づくと、向こうの方から、同じように土を掘る音が。
出てきたのは、セミの子くん。
お友達になった二人は、一緒に暮らし始めます。
木の根っこの陰でかくれんぼをしたり、
おいものケーキを食べたり。
ところが、しばらくたつと、セミの子くんの様子が。
そう、セミの子くんがセミになる日が近づいてきたのです。
ずっと一緒にいようねと約束した二人。
でも、お別れの日がやって来ます、、、、。
動けなくなったセミの子くん。
そのセミの子くんを助けるため、土の上に連れて行ってあげるモグラくん。
さみしいお別れだけれど、モグラくんはセミの子くんのためにがんばります。
モグラくんが見守る前で、無事にセミになった、セミの子くん。
その元気な鳴き声を聞きながら、
モグラくんが満足そうにたんぽぽの根っこのコーヒーを飲んでいるところで、
物語は終わります。
私、この話、
とてもとても親子関係に似ているなと思いました。
いつまでも一緒にいたい。
でも、いつかは飛び立って行く子どもたち。
そのときに、そっと背中を押せるように。
飛び立った様子をみながら、微笑んでいられるように。
主人にもこの絵本を見せて、そう話しました。
読み聞かせには低学年がオススメですが、
親も楽しめる、そして学べる絵本です。
ふくざわゆみこさんの絵本、大好き!
このお話も、ふんわり優しくて、娘のお気に入りでした。
↓