おにぎりには、お茶づけ海苔
私の母方の祖母、満恵さんはお料理上手な人でした。
体が動かなくなる直前まで、台所に立ってとてもマメに料理していました。
祖父母の家に遊びに行って、満恵さんと母と妹と4人で台所に立つ時間が大好きでした。
満恵さんはまた、色々と工夫するのが好きでした。
私と妹が小学生のころ、2人で家に遊びに行くと、オヤツにおにぎりを作ってくれました。
ご飯に永谷園のお茶づけ海苔を混ぜて握ったおにぎりです。
これが、とてもとても美味しくて大騒ぎ!
ちょうど良い塩加減と海苔の風味、そしてアクセントになるアラレ。
妹と競って食べました。
それから、母にリクエストして作ってもらったり、自分でも作ったり。
鮭茶漬けや梅茶漬けで作っても美味しい!
主人に最初に作った時、感激してくれました。
子どもたちも大好きです。
お茶漬け海苔おにぎり。
作るたびに、今はもうない、祖母の家の台所を思い出します。
「おばあちゃん、ありがとう」と呟きます。
子どもたちと、祖母の思い出話をします。