足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

正論は、リアルでは口に出さない

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このブログでは、思ったことをバスバスと書いていますが。
リアルでは、正論は口に出さないようにしています。

嫌がられるのはもちろんのこと、
正論を言う人には、情報が入ってきにくくなるのです。

私の友人、Yさん。
しっかりしているし、
家のこともきちんとしてるし、
子育ても「そんなにはできないな」と思うくらい手をかけているし、
子どもの習い事の役員も積極的に引き受ける。
そんな人です。

で、そのYさん、とてもとても正論を言うのです。

一緒に話していると、最初は勉強になるなあと思って聞いているのだけれど、
そのうちに息苦しくなる。
そしてそんなふうに感じてしまう自分を、
「だめな人間だな」と自己嫌悪に陥ってた時期がありました。

でも。
そのことを主人に聞いてもらっていると、
「オレもYさんといると、息苦しいよ」。
そして、ぼちぼちとそういう感想をいろんな人たちから耳にするようになってきたのです。

「自分のことが嫌いになってくるから、長時間は話したくない」
「自分がどれだけ自分に厳しいかを自慢されているようで、息苦しい」
「自分で思っているほど、Yさんの子どもはできないよ。いつもYさんの顔色をうかがっている」

などなど。

言っていることは、確かに正しい。
Yさんが行動していることも、一見、とても立派で素晴らしい。
ですが。
褒めて欲しい、認めて欲しい、「すごいでしょ?」という気持ちが表に出過ぎている。

そう感じている人がいる。

そして、私は正論は絶対に口にしないようにしよう、と思いました。
なぜなら、周りの人が注意をしてくれなくなるから。

年を取るにつれて、自分の行動にアドバイスをくれたり、注意をしてくれたりする人たちは、とても貴重になってきます。
若い頃は周りの年配者が注意してくれますが、
40代に入るとなかなか注意してもらえなくなる。
叱ってもらえなくなる。

特に、正論を口にする人には、誰も言いたがりませんよね。
だって、正しいんだもの。
正しいことを言ってるのに実践できていない自信満々な人には言えません。

正論は、実践してみせてなんぼ。

そう思って、口にしないように、行動で表せるようにしています。
(でもなかなか実践できないですけど^^;)