足るを知る

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【読書記録】LIVE SIMPLY シンプルに生きるための162のコトバ

表紙カバーのそで部分にある次の言葉に惹かれて借りてみました。

「シンプルに生きる」とは、しがらみから自由になること
「シンプルに生きる」とは、新しい時代の大切な「スキル」
「シンプルに生きる」とは、常識に逆走すること
「シンプルに生きる」とは、自分を信じること

題名どおり162個の、シンプルだけれど考えさせられる言葉が載っています。
背景には素敵な写真。まるで写真集のようです。

162のコトバは、7つの章に分類されています。


  1. 自由な働き方
  2. 自由に働く人の習慣
  3. 古い仕事のやり方をリセットする
  4. 時間・場所から自由になる
  5. モノ・カネから自由になる
  6. 人間関係から自由になる
  7. 自由な新しい世界に踏み出す

1章で一番好きなコトバは、

自分探しより、どうしたらもっと人生を楽しめるかを考えるほうがよっぽどいい。

です。

「自分探し」というコトバ、かっこいいですけど、私は嫌いです。
「自分」というのは、人の中にあって初めて認識されることだと思います。
自分一人の世界だったら、「自分」なんて誰も認識してくれない。
「自分探し」を言い訳にしたくないです。
まずは、どんなことでも良いから、「誰かの役にたつ」「人に喜ばれる」
そんな人間でいたいです。

2章で一番好きなコトバは、

早起きは人生の重要なスキル

です。

早起きすると、一日がとても長く、得をした気持ちになります。
そして、夜考えるよりも朝考えるほうが、良いアイデアが浮かびます。
夜はネガティブになりがちですが、朝はポジティブになれます。
子どもたちにも、試験勉強は夜ではなく、朝早く起きてやるように言っています。
早起きは、本当に大事なスキルです。

3章で好きなコトバは、

・長時間労働をしている人は完全に「能力がない人」と評価される
・「忙しい、忙しい」と言うことは、「これが限界です」と言っているのと同じ
・常時、「今よりもっといいやり方」を模索するのは当然のこと

この3つです。
長時間労働する人=忙しい忙しいと言う人=工夫しない人
だと思っています。
そんな人は、同じパターンを繰り返して行っています。
もっと工夫すれば、簡単にシンプルな作業にできるのに。
工夫できる人間でいたいです。

4章で一番好きなコトバは、

疲れたら「積極的」に休む

です。
そう、疲れている時にだらーっと仕事をしても、効率が悪いだけ。
新しいことを思いつくことも難しいです。
しっかり食べて、しっかり寝る。
納期がせまっているときには難しいですが、
それでもできるだけお休みするようにしています。
そして、心が疲れてしまうまえに、お休みを取るようにしています。

5章で好きなコトバは、

・「本当に足りないのか?」を考える
・持てるけれど持たない、という価値観

この2つです。
この章には、好きなコトバがたくさん載っていますが、あえてこの2つを。
私は常に、「本当に足りない?本当に必要?」と考えるようにしています。
大きなモノを買うときにも、日々の食材を買いに行く時にも。
食材の買い物の前は必ず冷蔵庫をのぞきこみ、「本当に買い物に行く必要ある?」と。
思い直すことも多々あります。
以前は何も考えずに習慣として買い物に行っていました。
週末になるとなんの目的もなくお店に行っては、特に必要としていないモノを買っていました。
今まで、高い勉強料を払っていたなと思います。

買えるけれど、あえて借りるということもします。
使う頻度が低いものは、積極的に友人やネットで借りるようになりました。

いま、ScanSnapをレンタルすることを考えています。
買いたいと思っていたのですが、よく考えたら今ある書類を全部取り込めさえすれば、
あとはスマホタブレット)のカメラでスキャンしても良いから。

家電などは、レンタルで試してみてから購入するのも必要かなと思っています。

6章で好きなコトバは、これまたたくさんありますが、あえて

・年賀状を書かない
・お土産を買わない
・積極的に他者をほめる
・ゆっくりと話す

です。
年賀状、欲しくないです。お土産、必要ないです。
昨年から、年賀状は親戚やどうしても出したい人だけ、
おみやげは家族だけ、と決めました。
新年の挨拶はfacebookでできます。
家族写真をとって編集し、新年になったら投稿しています。
そのときに、「年賀状にかえて、投稿します」と入れました。
子どもたちは自分が年賀状を出したい友人や先生には、自筆でイラスト入りで出しています。
写真を印刷してコラージュを作成することも。
一人ひとりに手をかけて書いているのをみて、年賀状の本来の姿を教えてもらっています。

子育てで「ほめて育てる」を心がけているときに、
大人を褒めることはもっと大事だと気づきました。
大人って、ほめられることが少ないですよね。
成果を上げている人はわかりやすくほめられる機会が多い(収入があがる、評価が高い)ですが、
縁の下の力持ちな人は、なかなかほめられることがないんだと気づきました。
今はいろんな方たちに積極的に感謝の気持ちを伝えるようにしています。
おかげさまで、いろんな方とコミュニケーションが取れるようになりました。

ゆっくり話すことを心がけると、信頼されます。
これは、尊敬する先輩に教えてもらい、実践するようになりました。
ゆっくり行動し、ゆっくり話す。
いつもバタバタ動いている人、早口で話す人は、
なんだか余裕を感じられずに、「この人に任せて大丈夫かな?」と心配になります。

7章で一番好きなコトバは、

見た目は質素でも、中身は豊かであること

です。
見た目が質素で目立たないのに、すごい能力がある人がたくさんいます。
謙虚で、おだやかで、でしゃばらない。
なのに、たくさんの知識と知恵があって、いろんな仕事をささえている。
お話させてもらうと、とてもたくさんのことを教えていただく。
「懐が深い方だなあ」と、感心し、尊敬する。
ありがたいことに、そんな方が身の回りに何人かいらっしゃいます。

逆に、「コレができます!」「こんなに人脈が広いです!!」とアピールがすごいのに、
任せてみるとダメな人もいます。
そうならないようにと、反面教師にさせてもらっています。

この本には本当に素晴らしいコトバがたくさんで、
借りたあとで購入しました。
トイレに置いていて、パラパラとめくっては気付きをもらっています。
(我が家のトイレには大事な本がたくさん置いてあります(^_^;)。一番ゆっくり読めるので。)
主人や子どもも見ているようで、家族で話題になることもあります。

本田さんの書かれた他の本も、今読んでいるところです。
本田直之さん、素晴らしい本をありがとうございます。