足るを知る

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【読書記録】エメラルド・アトラス

エメラルド・アトラス―最古の魔術書

エメラルド・アトラス―最古の魔術書

6年生の女の子(Yさん)がオススメ&貸してくれた本。
重厚なファンタジーが大好物なお嬢さんです。
彼女がススメてくれる本は、本当にハズレがないです。感謝!
ちなみに、↓この本も貸してくれました。

あるクリスマスイブの夜、4歳の女の子・ケイトはママに起こされ、
理由もわからぬまま、弟マイケル(2歳)・妹エマ(赤ん坊)を守ると約束させられます。
そして子どもたちは、両親から引き離されて謎の男の車に乗せられ、修道院に預けられるのです。
魔法で眠らされたままで。
起きた時は、見知らぬ修道院。両親はいません。
これから10年間もの間、子どもたちは修道院や孤児院をたらいまわしにされながら、
協力しあって生きていきます。
いつか必ず、両親が迎えに来てくれると信じて。

冒頭のこのシーンだけでも、これから始まる物語がおもしろいのがわかりました。
ぐいぐいと引きこまれていきます。
仕事中の休み時間に読んでいたのですが、早く続きが読みたくてしかたありませんでした。

そして10年後、子どもたちは孤児院からケンブリッジフォールズの孤児院へ。
山の上にある、お城のような大きな建物。
メイドのおばあさんと使用人のおじいさん、そして、院長のピム博士が暮らしています。
孤児院とは名ばかりで、子どもは3人だけ。
そればかりか、麓の村にも、子どもの姿はありません。

3人は城内を探検しているうちに、秘密の地下室から1冊の不思議な緑色の本を見つけます。
本の名前は、「エメラルド・アトラス」。 そして、本の力でタイムスリップしてしまうのです。

エメラルド・アトラスを狙って3人を追う、魔女。
実はすごい魔法使いの、ピム博士。
過去で魔女に虐げられる、村の大人たち。
我が子を人質に取られて、強制労働させられていたのです。

ケイトたち3人は、衝突しながらも懸命に本を守ります。
3人にはとても大事な秘密があり、そのために両親から引き離されたのです。
10年前、どうして両親から引き離されたのか、その真相も本の謎とともに明かされていきます。

勇敢なケイト・マイケル・エマ。
彼らは、本を守り通すことができるでしょうか?
麓の村の人達は? 魔女にとらえられている子どもたちは?
そして。3人は両親と再会することができるのでしょうか?

最後の章は、ハラハラしどおしです。
ラストは「やったー!!!!」という爽快感。たまりません。何度も読み返しました。
全3巻であることは、物語の途中でわかります。
もう、次の巻が読みたくて仕方がありません。

早速、貸してくれたYさんにお礼と、感動と、次の巻の予約をしました(笑)。
「でしょ?でしょ!?」と、Yさんと本の内容で大盛り上がり。
幸せなことです。
ファンタジーってすごい!と、つくづく思います。

そして今、息子が夢中で読んでいます。

続編、早く読みたい!!!

ファイアー・クロニクル: 最古の魔術書II

ファイアー・クロニクル: 最古の魔術書II