足るを知る

スッキリ・凛とした生活を送りたい。日々のアレコレ。

親は子の鏡

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学校の卒業式シーズンですね。
小学生の子どもたちを見ていると、”親は子の鏡”という詩を思い出します。

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世はいいところだと思えるようになる
             PHP文庫「子どもが育つ魔法の言葉」より
      ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

学校の先生がたがどれだけ子どもを励まそうとも、
どれだけ朝、学校に来るように家にいる子どもに電話しようとも、
どれだけ一生懸命、道徳についての授業をしようとも。

家庭での親の関わり方次第なのですよね。

小学校では先生たちに面倒を見てもらえても、
中学校になると、そうはいかない。

中学生になってそのことに気づき、小学校に遊びに来ても、
担任の先生はもう、新しいクラスの子どもたちの「先生」。
移動している場合もあります。

小学校に無意味にやってくる卒業生も、新年度にはちらほら。
でも、居場所がない。
もう、自分の学校では、ない。

新しい環境に飛び込んで落ち着くには、家庭の、家族のサポートがとっても大切。
それを、4月になると実感します。

どんどん、どんどん、いろんな”差”が広がっていくんですよね。
それは、経済状況とかは関係ない。
経済的に恵まれている子でも、同じ。
親の心の問題。

息子の同級生のお母さん。
シングルマザーで、早朝の仕事と夕方の仕事をかけもちしています。
つねに笑顔。ポジティブ。
そして、子どもに上手に甘えて、助けてもらってる。
子ども(Yちゃん)も、お母さんが大好きで、
お母さんが自分のために一生懸命働いているのがわかるから、
進んで家のことをやっています。
そして、そんなYちゃん、男の子だけれど、家庭科の成績がトップ。
「女子力の高い男子」として賞賛を浴びています。
ゆったり落ち着いていて、本をよく読む子。
塾に行けなくても、成績はそこそこ。
早く就職して自立したいからと、しっかり自分の先々を考えています。
よく母親と仕事の話をするそうです。
「私はYがいるから頑張れる。ありがとう」といつも言っています。

なんて素敵な親子なんだろう。
私がもし、シングルマザーになったとしたら、とてもそんな子育てはできない。
自分に甘える気持ちが出ているときにお会いすると、
ハッと気付かされ、恥ずかしくなります。

親は、子の鏡。
子どもを見ていると、親がどんな人なのかがわかる。
学校の先生は特にそうでしょう。

子どもに恥ずかしい思いをさせない親でいたいです。