外面の良い子に育てる
学校での子どもの姿、知っていますか?
私は、我が子の学校での本当の姿を知りません。
そう自分に言い聞かせています。
長男が小学校に入学したときのことです。
入学式でベテラン校長先生が、
「お母さん、子どもの話を信じないでください」
とおっしゃいました。
お母さんたちのざわめきがすごかったです。
主人と私は、「この校長先生、すごい!」と感激しました。
もう10年以上前のことですが、
未だにこの言葉を心に刻んでいます。
何かあるたびに、この言葉を思い出します。
子どもは天使じゃない。子どもは嘘をつく。
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子どもの言い分を100%信じて、
学校に乗り込んでいくお母さん、身近に何人かいました。
「うちの子が~された」
「うちの子が~だと言っている」
「うちの子は何もやっていないと言っている」
自分の子が私に嘘をつくわけがない。
自分の子は常に被害者なはず。
こう思っているお母さんです。
でも。
子どもって、自分に都合の悪いことは言いません。
子どもって、自分を守るための嘘、つきます。
子どもは、天使じゃないです。残酷です。
実際、子どもの頃の私、そうでした。
そして、そう思って我が子を育ててきました。
それはでも、
子どものいうことを信じないということとは違います。
冷静に、子どもの様子を見守るということです。
これ、母親にはなかなか難しい。
私も、なかなかできません。
感情的になるので。
だから、父親の出番だと思います。
我が家も、それはそれは主人に助けられています。
様子がおかしいと、すぐに相談するようにしています。
日頃から、夫婦で子どもの様子を話しておくのは、
本当に大事です。
内面が良い子と、外面が良い子
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学校で見かけると、
授業中は大騒ぎ。
友達にも先生にも暴言をはく。
すぐにクラスを脱走する。
そんな子が、
お母さんと一緒の時は、とってもおとなしい。
そして、こちらの顔をキョトキョト落ち着きなく伺っている。
あきらかに、
「余計なことはいわないで!学校でのことは言わないで!」
と態度で訴えています。
母親の前だけでは良い子、結構います。
母親は、学校の先生の言う我が子の様子を信じない。
子どもは、自宅でだけは良い子。
家で緊張してるんだなって、かわいそうになります。
逆に、
学校ではとっても穏やかで、
授業にも集中していて、
一人で過ごせる子。
こういう子のお母さんが、よくいう言葉。
「この子、家ではずーっとしゃべってるの」。
こんなお母さん、素敵だな~って思います。
自宅でこそ、リラックスして自分を出せる。
それって、当たり前ですよね。
私も、そんなお母さんでいたいです。
嘘をつく子ども。嘘をつかせている親。
家でだけは良い子な子ども。家で良い子にさせている親。
反面教師がちらほら。
そういう人たちに教えてもらいつつ、
私は、外面が良い子に育てたいです。