【読書記録】葬式は、いらない
お金がかかりすぎるお葬式、いらないです。
祖父母4人のお葬式の思い出
私の祖父母4人は、みんなとても長生きでした。
4人全員のお葬式に出ました。
父方の祖父は、祖父の家から送り出しました。
自治会の葬式組の方たちが、
葬儀の用意やお寺さんとのやりとり、
精進落としの準備などなど、
いろいろと取り仕切ってくれました。
部屋の掃除やご近所さんへのお礼など、
喪主だった祖母は、言われるがまま。
悲しむ間もありませんでした。
何が何だかわからないまま、葬式は終わってしまいました。
あとからかかった金額を見て、父がビックリしていました。
長男である伯父は、次男である父の方が弔問客が多いと、
途中からとても機嫌が悪くなりました。
アル中の伯父は、
葬儀中にもかかわらずお酒をがぶ飲みし、
その後いろんな人にからみ、
さんざん迷惑をかけて、
祖父を見送りもせずに帰ってしまいました。
悲しさよりも、恥ずかしかった記憶が強いです。
父がかわいそうでした。
他の祖父母3人は、葬儀場でのお葬式でした。
自宅葬よりは、とっても楽でした。
でもここでも、葬儀場の方とのやりとりで、
いろんな準備がどんどん進んで行きます。
祭壇や花輪など、
「恥ずかしくないように」という世間体のために、
お値段が跳ね上がっていきました。
私や妹はそれを見ながら、
「どうせすぐに壊してしまうのに」
と、呆れていました。
日本のお葬式、シンプルになって
よく、
「結婚式は親の見栄、お葬式は子どもの見栄」
といいますよね。
目の当たりにして実感しました。
私も、両親がその時を迎えたら、
世間体を考えてお葬式にお金をかけるのかしら。
ありがたいことに、今はまだ、その実感がわきません。
ただ、私は、
自分のお葬式はお金をかけてほしくないです。
訳の分からない戒名もいりません。
いつもの名前で葬ってほしいです。
日本でのお葬式にかかる費用は、平均231万円。
イギリスは12万円、韓国は37万円、アメリカでも44万円。
死んだあとにそんなお金をかけてもらわくて良いです。
それよりも、残った人たちのために使って欲しいです。
お墓も、本当はいりません。
自分が死んでも、覚えてくれているのはせいぜい孫まで。
なのに、お墓を残して後々面倒をかけるのはいやです。
まだ、”死”を身近に感じていないからそう思うのでしょうか?
でも。
生きている間にいろんな良い思い出を残したいです。
お葬式でだけ思い出してもらえるよりも、
日常のふとした瞬間に、
「こんな人だったよね~」と思い出してもらいたいです。
それには、
生きている間にどれだけ愛情や感謝を伝えられるか
が大事だと思います。
日本のお葬式が今よりもシンプルになってくれることを願います。
こんなお葬式もあるんですね。↓
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いつも、イケダハヤトさんのブログから様々な気づきをいただいてます。